【invoke】遊戯王で学ぶTOEIC英単語
Posted on 2022年 02月 10日 (Thu) in toeic_words
invoke
今回はinvokeを取り上げます。
意味は
- 救いを求めて呼びかける
- (…を)発動する
- 実施する
- (魔法・呪文によって)呼び出す
などです。
weblioによれば
- 学習レベル : 9
- TOEICスコア : 950点以上の単語
でした。
(weblio (invoke)より引用)
かなりハイレベルですが、TOEICに出題されることがある単語です。
TOEICで魔法や呪文によって何かが呼び出されることは多分ないので、「(法律やルールなどを)発動する」という文脈で使われることが多いと思われます。
"invoke"(インヴォーク)と聞いて思い浮かぶのはこちらのカードではないでしょうか。
《M.X-セイバー インヴォーカー/M-X-Saber Invoker》です。
《十二獣モルモラット》や《アマゾネスの射手》を呼び出せるのが余りにも凶悪なため禁止になったカードですね。
今や《十二獣モルモラット》が制限、《アマゾネスの射手》が禁止という時代ですから、《M.X-セイバー インヴォーカー》本人よりも出てくる先が凶悪過ぎたとも言えそうです……。
デッキからモンスターを「呼び出す(invoke)」効果なので結構覚えやすいと思います。
日本語名に"invoke"(インヴォーク)やその活用形を含むカードはもう1枚だけありますが、あえて後述します。
ということでお次は英語名に"invoke"を含むものです。
"invoke"とその活用形を含むカードは13種類もあります。
但し内11種類は同じカテゴリです。
そのカテゴリとは、【召喚獣】です。
紙の環境でも長く活躍していますし、デュエルリンクスでも環境の一角を担った人気テーマですね!
《召喚師アレイスター》の英語名は《Aleister the Invoker》です。
「召喚師」が"Invoker"と訳されているということですね。
《召喚師アレイスター》が使う【召喚獣】達を呼び出す魔法と言えばもちろん《召喚魔術》ですね。
こちらは《Invocation》という名前になっています。
シンプルな名前ってかっこいいですよね……。
"Invokation"ではない点には注意が必要かもしれません。
次はinvokeされる側である【召喚獣】達です。
"Invoker"の唱える"Invocation"で呼び出される【召喚獣】は、"Invoked"と訳されています。
分かりやすいですね。
例えば、《召喚獣メルカバー》は《Invoked Mechaba》となっています。
ちなみに「メルカバー(Merkabah)」はヘブライ語で「神の戦車」を意味するらしく、イスラエル国防軍で使用される戦車の名前にもなっているそうです1。
宗教的な用語は修正される原則によるものなのか、"Mechaba"と綴りが少し改変されていることが分かりますね。
更にちなみに、【召喚獣】は皆ヘブライ語由来なのかというとそうでもなく、例えば「プルガトリオ(Purgatorium)」とはラテン語で「煉獄」2、「アウゴエイデス(Augoeides)」はギリシャ語で 「光輝の存在」3を意味するそうですね。
さて、先ほど『日本語名に"invoke"(インヴォーク)やその活用形を含むカードはもう1枚だけある』と言いましたが、そのカードとは《
「インヴォケーション("Invocation")」という名前から推察するに、《聖なる法典》のイラストに映っている人物は恐らく《召喚師アレイスター》と同一人物です。
《召喚魔術/Invocation》と同じく融合召喚を行う魔法カードであることも関連を示唆しています。
【マギストス】のカード群には、《召喚師アレイスター》との関連をうかがわせるカードが他にもあります(《法典の大賢者クロウリー》など)。
公式でストーリーが余り明示されない分、カード名やイラスト、効果などからストーリーを考察をする楽しみが遊戯王にはありますね。
《聖なる法典》の例のように、英語を勉強することで更に違った面から考察ができるようになることが分かります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は"invoke"を取り上げました。
意味は
- 救いを求めて呼びかける
- (…を)発動する
- 実施する
- (魔法・呪文によって)呼び出す
です。
- デッキからモンスターを呼び出す《M.X-セイバー インヴォーカー/M-X-Saber Invoker》
- 【召喚獣】を呼び出す《召喚師アレイスター/Aleister the Invoker》
- 呼び出される【召喚獣】(Invoked)
の例から覚えられたのではないでしょうか。
遊戯王の背景ストーリーの考察にまで話が飛躍してしまいましたが、英語学習はこのような楽しみを増やすことに繋がるということを分かって頂けたかと思います(そうだと嬉しいです)。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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出典はメルカバ (戦車) (wikipedia)です。wikipediaで申し訳ないですが、ヘブライ語の単語を調べて裏取りするのは困難だったのでお許しください……。 ↩
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"Purgatorium"はラテン語ですが、Purgatory (wikipedia)にあるように、英語で「煉獄」は"Purgatory"と言うようです。TOEICには絶対に出題されないですけどね! ↩
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Body of light (wikipedia)では"Body of light"の同義語として"augoeides"が紹介されています。この記事中では《召喚師アレイスター》のモデルとなった人物であるAleister Crowley(アレイスター・クロウリー)についての言及もあるので、気になった方は読んでみてください。 ↩